梅雨入りの時期を迎えましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。こんにちは、あぽろ塾の樺山です。6月に入り、記述模試や共通テスト形式のマーク模試が各予備校で本格的に始まり、夏と秋には個別試験の大学別模試があります。そこで、今回は自分が高校生だった時の失敗談を踏まえて模試に関して意識するべきことをお伝えできればと思います。
結論から言いますと、模試で大切なことは大きく2つあると思います。1つ目は、自分の位置を確実に把握することです。同じ学科の志望者の中での順位や志望校の合格までの距離(自分の判定より一つ高い判定を取るにはあと何点必要か等)は確実に意識して欲しいです。高校3年生の模試からは浪人生も受けておりますので、ほぼ正確に自分の位置を知ることができます。現状の学力、合格可能性を常に把握し、点数を取れていた科目とそうでなかった科目を分析することで、今後どの分野を勉強すればいいか見えてきます。「模試は採点基準や問題の質が本番の入試とは異なるので気にしなくて良い」という意見もありますが、数字は数字として受け止めなければ今後の自分の成長には繋がらないと思います。2つ目は、各科目に関して各大門ごとの平均点・正答率を見直すことです。正答率が高かったものの点数を落としてしまった問題や、逆に周りより比較的得点できていた分野もあると思います。前者を減らし、後者を増やしていく勉強をすることはもちろん大切ですが、どの大問に時間を費やすべきだったか必ず振り返るようにしてください。国公立の二次試験は6割程度点数を取れば合格する場合が多いです。時間配分や問題を選ぶ力も実力の一つですので、今説いている問題は、得点源にできるのか捨て問なのかが分かると試験時間を最大限活用できるようになると思います。
前回のブログでもお伝えしましたが、テストや模試は振り返りが一番大切です。どんなにテストや模試で間違えたとしても、本番の試験で間違いさえしなければ受験は合格します。順位や判定にこだわることも大切ですが、できなかった問題をできるようにするとともに、結果を見て今までの学習は正しかったのか、今後の課題は何かを振り返ることが模試を受ける意義ですので、これらのことを意識して模試と向き合ってみてください。
あぽろ塾講師 樺山